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南米浄土宗別院日伯寺

南米ブラジルの開教は、特命開教使の長谷川良信によって、昭和29年11月にブラジル政府の正式な許可をえて始まった。

昭和29年11月に「南米浄土宗教団」が設立され、開教本部がサンパウロ市内ジャバクワラ大通りに設けられた。その後にバスケ・ダ・サウデ区ビスコンデ・イニャウマ街に移転して、開教活動がすすめられた。駐在開教使として関弘俊が赴任したことで、長谷川は同30年3月に一旦帰国した。しかし、関開教使が同年9月に退任したので南米開教は中断した。

昭和32年4月に、長谷川は佐々木陽明(2代開教総監)、西本尊方、長谷川良昭をともなってブラジルに向かった。第2次渡伯である。7月には、サンパウロ市内ラッパ区に敷地を購入して、南米浄土宗別院日伯寺建設を始めた。それはブロック積みの仮本堂(寺名は長厳山良月院日伯寺)であった。同時に日伯寺学園を設立した。日伯寺学園には日本語学校が設けられ、同年11月に開校した。翌年9月には、周囲の要請もあって、現在の「こどものその」の前身である精神薄弱児治療教育部・養護教育部が発足した。13人の精神薄弱児と親のない子供を養護することから始まった。同月にサンパウロ市レジスト市に第1分院を開設した。南米開教の基礎つくりを終えた昭和33年10月に、佐々木陽明に開教総監・学園の代理を命じて長谷川は帰国した。
昭和34年3月に、日伯寺学園内の精神薄弱児治療教育部・養護教育部は、信徒の井口吉三郎よりサンパウロ州イタケーラ区の土地と建物2棟を寄贈されて移転し、「子供の園」と命名して新たな出発をした。初代園長には佐々木陽明が就任し、長谷川良昭と市川幸子が指導にあたった。同年11月には「子供の園」の経営安定のために法人組織として「パリスタ児童療護会」(現・社会福祉法人「こどものその」)を創立した。
現在では、精薄児教育施設の「こどものその」と精薄成人の社会復帰職業訓練所である「実習センター」、「養鶏部」、「陶芸部」が設けられている。
昭和41年4月に長谷川良信は遷化した。長谷川の開教方針は『日伯寺建設趣意書』に具体的にしめされているが、基本的には宗教・教育・福祉の3者が一体となって展開するところにあった。とくに福祉事業においては地域社会・住民の欲求を、綿密な実態調査を行ったうえで実行に移している。日伯寺建設のために、ブラジル各市を8カ月かけて巡回講演と移民問題座談会を行って日系人のニーズを探った。また第2次渡伯では、レジストロで精神薄弱児施設建設のために、7カ月の実態調査を行っている。科学的な根拠にたって開教活動を行うという特色が見られた。

長谷川とともに、開教に従事した長谷川良昭は、『「こどものその」創立の精神と25周年の意義』(第1回日伯シンポジウム・セミナー報告書)の中で「長谷川師の開教にあたっての基本理念はどのようなものであったでしょうか。それは、師の40年にわたる仏教者としての社会事業と教育の豊富な実践と斯業についての専門的知見から導き出された「宗教・教育・社会事業の三位一体による人間開発・社会開発」という考え方に集約されるでありましょう」と書いている。さらに「長谷川師の開教の精神を考えるにあたって、いまひとつ留意しておかなければならないことは、同氏が移民の思想的基盤として揚げている次の3つの目標であります。第1に、民族理想の恢復、第2に宗教的理想の体現、第3に文化昂揚の使命、がそれです」と日系コロニアにおける「仏教者の教育、社会福祉、文化百般に渡って」の指導的役割を指摘している。

初代開教総監長谷川の後任には、長谷川とともに開教活動を行ってきた佐々木陽明が就任した。佐々木は、昭和48年9月に現在の別院本堂を新築し、落成式をあげた。また社会福祉事業を発展させるとともに、マリンガやクィヤバに教線を伸ばしている。同49年にパラナ州にマリンガ日伯寺を設けた。また同61年にマットグロッソ州のクイャバにクイャバ日伯寺が設けられている。さらに、同62年には教化・福祉活動の研修道場である「日伯寺研修センター」建設を計画し、現在工事がすすめられている。

主な行事 (1)秋彼岸 (3月)、春彼岸(9月)
(2)お盆、バザー(7月第3日曜)
(3)開山忌、地蔵まつり(8月)
(4)仏名会、大念珠くり(12月)
(5)除夜の鐘、修正会(年末、年始)
地図
アクセス サンパウロ空港から車で30分。
周辺ガイド 別院から市の中心へは車で15分、市内には世界1のブタンタン毒蛇研究所、世界的名画の宝庫といわれるサンパウロ美術館、イピランガ独立記念博物館、ビエンナーレ展で有名なイビラプエラ公園等々。日伯寺研修センターでは関係者は無料で宿泊できます。
住所 Avenida Paula Ferreira, 1133-Piqueri
Sao Paulo(CEP 02915-100)S.P.Brasil
TEL 国番号 55-11-3976-5771
FAX 国番号 55-11-3977-8687
E-mail nippakuji@uol.com.br
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