錦綾山 聖光寺
浄土宗第2組ゆかりの名刹
京都には古寺名刹が多いがこの聖光寺もその1つ。今から約800年前、浄土宗の第2祖聖光上人が住まわれた霊跡である。
上人は九州出身の天台宗の僧だったが、同地に再建した明星寺五重塔の本尊仏の制作依頼に仏師康慶を訪ねて京に上り、康慶宅に起居しながら当時高名となっていた法然上人に会い、その学識や人柄に敬服、浄土宗に帰依して法然上人の弟子となった。これから約八年、上人は康慶宅の後園に小庵を結び法然上人の教えを受けた。そしてついに浄土宗の奥義を相伝され九州へ戻ることになったが、このとき離別を悲しんだ康慶が上人自筆の真影を乞い、それを上人が住した小庵に奉安、聖光庵と号したのが聖光寺の始まりである。その後戦乱などで何度か焼失したが、天正6年(1578)に再建、聖光寺と改めたが、これも天保3年(1832)に焼失、同年華頂宮尊超法親王が大施主となって復興したのが現在の堂宇である。
同寺には天保3年の火災時、真影の周辺が焦げたにもかかわらず、真影は無事だったという聖光上人自筆の「焼残りの御影」をはじめ、康慶作の聖光上人坐像、恵心僧都筆の「山越の弥陀三尊」、嵯峨式釈迦如来像、清海曼陀羅など貴重な宝物が多数伝わっている。
また、同寺墓地には忠臣蔵で有名な大石良雄の実母、義商天野屋利兵衛で知られる安田善右衛門好時の墓地や、鞍馬天狗で有名な俳優の嵐寛寿郎氏の墓地などもあって参拝者も多い。
浄土宗新聞平成2年10月号より記載
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錦綾山 曼陀羅院 聖光寺
住所: 〒600-8032 京都府京都市下京区寺町通り綾小路下る中之町584番地の1
TEL: 075-351-7584 FAX: 075-351-7594
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