大乗山 正福寺
当山は大乗山正福寺と称し、今を去ること1250年、聖武天皇の勅願所として、良弁大僧正の開基である。
本尊胎蔵界大日如来は、金粛大菩薩一刀三礼の彫刻になる秘仏であり、当時は七堂伽藍を完備して、僧坊18、公衆12人を属し、官符を賜わりし後、弘仁8年檀林皇后の綸命により、願安大師貞観10年伽藍を再建されたのである。聖武帝以来800有余年の間歴代の勅願所国家鎮護法灯の道場として、永く寺門の隆盛を極めたが,惜しい哉、元亀年間織田信長の兵火に遭い一山諸堂僧坊ことごとく焼失。しかし本尊大日如来、薬師如来、十一面観世音菩薩、子安地蔵菩薩(いづれも国指定重要文化財)は火難をさけ、一草庵に安置して素朴な村人の信仰をあつめ其の後、明暦年間ときの住僧寂誉上人により浄土宗に転宗されたのである。
降って正徳3年4月霊誉上人により堂宇を再興されて以来、念仏の道場として教化四方に遍く繁栄を見たものの、不幸にも亦々宝暦6年3月16日の夜半、本堂、山門、鐘楼、悉く焼失したので、翌年には、無徳上人願主となり諸堂の復興に着手され、浄財勘募に日夜御苦労の甲斐あって、宝暦12年、本堂山門、鐘楼を最後としてようやく完成を見ることが出来た。
爾来、230年、時代の変遷と共に、栄枯盛衰は世の常と言うものの寺運衰微して、無檀、無縁の荒廃した寺となり、一時は住職もなく、兼務寺院となったこともあり其の当時の模様を、゛寒沈人なく黄鳥しきりにさへづる法華経”と、荒廃した山寺の実状を詠じたものらしい。
前住法誉上人の代になり昭和22年2月多年の懸案であり檀信徒の熱望により、浄土宗務所の許可を得て、往古の塔中であった清寿寺・永厳寺の2ヶ寺を合併し、同年12月庫裡改築を終り、昭和36年国庫補助を受けて本尊仏の解体修理を完了、更に38年2月本堂修築に着手、並びに山門鐘楼の修理を合せ、また昭和44年10月収蔵庫(観音堂)の建立が仏天の加護と、檀信徒の協力援護のもとに竣功を見るにいたったのである。
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大乗山 霊寿院 正福寺
住所: 〒520-3253 滋賀県湖南市正福寺409番地
TEL: 0748-72-0126 FAX: 0748-72-0169
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