法国山 阿弥陀寺
『深山の絶壁にご名号〜徳本上人ら高名の念仏行者が来山〜』
JR中央本線の上諏訪駅から霧ケ峰行きバスに乗り、「山の神」で降りる。東の坂を約10分ほど登ると、阿弥陀寺の入口にあたる嶽門に着く。さらにそこから10分ほど急な参道を登る。周囲は老杉、古松が生い茂る深閑とした森。その中に賽(さい)の河原地蔵尊や爪彫御名号、白道上人御名号、観月堂、そしてまた絶壁に彫られた徳本上人、徳住上人の5メートル大の御名号などが散在する。そしてまたありがたいことに、ちょっと疲れたな、と思うあたりに「御加持水」といった冷たい湧き水がノドを潤してくれる。長命の水という。
この阿弥陀寺は、文禄4年(1595)、上諏訪の郷人である河西浄西という念仏行者が岩窟に十一面観音を祀って念仏不断の道場とし、その4年後に尾張の弾誓(たんぜい)上人が、諸国行脚の折ここを訪れ5年間滞在、開山上人となった。その後高名な念仏行者がここに住し、唐沢山の阿弥陀寺の名を近県に広げ、多くの念仏行者が来山するようになった。特に江戸末期の徳本上人や明治期の山崎弁栄上人は有名である。本堂内には、徳本上人自筆の「のちの世の 人のかがみにのこしておく 南無阿弥陀仏ちしきとぞみよ」という歌が額に入れられている。
本堂裏手の坂上には十一面観音を祀った岩野堂があり、ここは信濃国33番目の24番、伊那諏訪88ヶ所の21番札所になっている。またこのお堂には、「子宝授かり地蔵」も祀られ、多くの参拝者がある。
夏期には大正大学の学生たちも勉学に訪れるが、厳寒の冬をのぞいて、春、夏、秋は美しい山容を見ることができる、念仏道場である。
平成5年4月鐘楼を残に、本堂、庫裡、岩屋堂等を焼失、全国有縁の信者、寺院から浄財を募り、大本山善光寺大本願「旧本誓殿」を本堂として移築し、庫裡、岩屋堂は再建新築に、平成9年10月に復興した。
浄土宗新聞平成元年10月号より記載
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法国山          阿弥陀寺
住所: 〒392-0003 長野県諏訪市大字上諏訪字唐沢7633番地イ
TEL: 0266-52-5269 FAX: 0266-52-5269
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