安楽山 往生寺
刈萱上人と石堂丸ゆかりのお寺
信州善光寺の西、小高い山の中腹に往生寺のたたずまいがある。この寺は「刈萱道心と石堂丸」で有名な刈萱上人(等阿法師)が開いた寺で、別名「かるかや堂」とも呼ばれている。
刈萱道心の話は浄瑠璃などで知られているが、寺の縁起からかいつまんで話をしておこう。
「九州博多(刈萱の関)城主、加藤重氏は世の無常を感じて比叡山を経て、京都黒谷の法然上人のもとへ出家する。しかし、妻子が尋ね来ることを嫌い高野山に向かう。やがてその子、石堂丸は母子で父を求め旅に出るが、こうやさんの麓で母は病に倒れ亡くなってしまう。ひとりになった石堂丸は父の刈萱上人と出会うが、父は父と名乗らず「探す方はすでに世にいない」と教えられる。世をはかなんだ石堂丸は弟子入りを迫り許されるが、修行の邪魔になると、刈萱上人は再び一人旅立ち、信州善光寺にこもる。そしてお告げを受けた地に庵を結び、83歳、往生寺の地で亡くなる。後に後を慕って来た石堂丸は上人の残した地蔵菩薩像を真似てもう一体の像を刻んだという」
往生寺に残る二体の「親子地蔵尊」は、厄難を救い、臨終には必ず同行となって極楽へ導いて下さるという。また、この寺には全国的に数の減った「絵解き」が伝承されている。縁起の絵と共に住職が独特の口調で語る説教法話であるが、ぜひ聴きたいものである。
本堂の裏には刈萱上人墓所、境内には吉良上野介手植え桜や弘法大師作の波切不動がある他、梵鐘は「夕焼けの鐘」と呼ばれ童謡「夕焼小焼」ゆかりの鐘というから拝見するといい。
浄土宗新聞平成4年2月号より記載
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安楽山 菩提心院 往生寺
住所: 〒380-0867 長野県長野市大字西長野往生地1334番地
TEL: 026-232-4349 FAX: 026-232-4349
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