鎌倉の名刹 徳川秀忠の祖母、貞宗院の遺言で開山
神奈川県の鎌倉は、古くからの寺社が多く残り、外国人観光客にも人気が高い。その北西にある貞宗寺は、緑濃い樹木と竹林に囲まれた徳川家ゆかりの寺院である。
この寺の由来は、徳川家二代将軍秀忠の祖母、貞宗院(家康の寵愛を受けたお愛の方の実母)が大長寺四世源栄に帰依、「没後は自分の住んでいた家を寺に」遺言し、源栄を開山に慶長14年(1609)、六長寺の末寺として建立された。その後、大長寺より願書が届き、徳川家の菩提寺となっているため芝増上寺直系の末寺となった。以来、歴代将軍の命日には位牌を作り法要を営んでる。
境内入り口の左側には、貞宗院の宝篋院(ほうきょういん)塔を安置した御廟が建てられ、軒には葵(あおい)の紋が多く見られる。
以前寺子屋として栄えたという当時には、16世住職に日本で初めてサンスクリット語の博士号を受けた荻原雲来師(1869〜1937)がいる。その当時檀信徒より大蔵経が全巻寄贈され、今でも大切に保存され寺宝となっている。
かつては2カ寺の末寺をもつ貞宗寺であったが、どちらも明治時代初期の廃仏毀釈により廃寺となった。その片方の関谷地蔵堂は、相州八十八観音霊場の三十一番札所であり、いまでも小さなほこらが残っている。毎年12月の第1日曜日には地元自治体の協力を得て縁日を開き供養している。
境内には多くの花が見られ、桜や菜の花が咲き乱れる4月上旬、また9月から10月に紅梅、白梅、キャラ木、諾葛采が色をつけた壮観な眺めは、さながら花浄土を思わせる。
浄土宗新聞平成4年6月号より記載
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